車購入の必要書類・費用Q&A

車購入Q&Aでは新車・中古車・軽自動車を購入する際の必要書類、費用、登録手続きについてQ&A方式で初心者向きに解説。

◆インドのタタ・モーターズが開発

 2009年の話しに少し遡りますが、ナノは世界で最も安い車として2009年当時に世界的に一躍注目を集めた自動車です。

 その価格は何とも驚きの10万ルピーです。

 尚、ルピーというのはインドの貨幣の単位。この自動車業界に大きな衝撃を与えたコンパクト自動車「ナノ」はインドのタタ・モーターズという自動車メーカーが開発しました。

 タタ・モーターズが掲げた「ナノ」の開発コンセプトは「誰でも自動車を所有できるように」という、理想的ではあるものの自動車業界としてはとても難しい課題への取り組みでした。

◆価格と安全性の両立が最大の開発テーマ

 自動車はただ価格が安価であるだけでは当然いけません。

 価格が安い分、安全性は保証できません。という訳には当然いきませんから、使用する部材の仕入れルートから向上での組立工程など安価と安全を求めるためにクリアすべき課題は山のようにあったのです。

★誰でも自動車を所有できる車を開発する
★安価でありかつ最低限の安全性をもつ自動車を提供する

 この難しい課題にタタ・モーターズが会社をあげて取り組んだ結果、ようやく市場で販売が開始された自動車こそが「ナノ」であった訳です。

 10万ルピーは2009年当時の日本円に換算するとおよそ30万円弱となります。

 もちろんこれは「新車」での販売価格ですから、ナノが市場に大きなインパクトを与えたことは言うまでもありません。

◆低価格を意識した自動車市場の発展

 インドのタタ・モーターズの自動車の普及活動の取り組みは世界、そして日本の企業にも大きなインパクトと影響を及ぼしました。

 現在は環境問題や燃費といったエコモデルの自動車市場が急激な伸びを見せておりますが、このいわゆるエコカー時代がピークを迎えたときにはやはり、最終的に価格競争の波が押し寄せてきます。

 自動車メーカーの多くは、この低価格帯の自動車販売にも既に力を入れ始めており、ナノまでの価格帯は無理としても70万円〜90万円台の100万円を切る自動車の車種が増えてくる時代はもうすぐと言えるかもしれません。

※Point!低価格帯の車種はもっと増えてくる